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夏だるみを子供から叱咤激励 !「仕事しなきゃ、もったいないよ」
  夏休みのミニトリップもあっという間に終わり、
連日の酷暑にだれていた とある日の昼下がりの出来事です。
 小学校4年生の長男と、車に乗っていたとき、
あまりにも暑くムシムシするので、思わず
「あ〜あ、暑いなあ。明日、仕事行くの、めんどくさいなあ。やめちゃおうかなあ」と
口走ってしまいました。
 すると、長男は、不思議そうな顔で
「ママ、仕事行かないで、どうするの?おうちにいるの?」
と尋ねてきます。
「うん、そうしよっか?そうしたら、学校から帰ってきたら、
ママがいつも家にいるから、〇〇くん(長男の名前)も、いいでしょ?」
私は、ちょっとおふざけして、そう答えました。
 そうしたら、長男が急に真面目な顔になって、
こんなことを言ったのです。
「ママ、それはもったいないよ。だってママは、小さいころからずっと勉強して
大学にも行ったんでしょ。だったら、おうちでじっとしているなんて、
勉強が、無駄になっちゃうよ」
 なるほど〜!ごもっとも〜!
 思いもかけなかった長男の言葉に、
私は、ぴんと背筋が伸びるような気分になりました。
当たり前といえば、当り前の言葉なのですが、
まだまだ子供だと思っていた長男の口から出ると、
妙な迫力があるのです。
 ははあ、参りました、お奉行様〜
まさに、そのとき、私はそんな心境でした。

 そうだそうだ、確かに私は、あの頃、
〇〇になりたい、と思って、勉強していたんだ。
〇〇は、小学生のころは、「学校の先生」とか「考古学者」
中学校のころは、「小説家」とか「作詞家」
そして、高校のときは、「お医者」と、
年齢によって、いろいろ変ってはいったけど。
 とにかく、ちゃんとした大人になって、立派にお仕事をしたいなあと思って
がんばって勉強していたんだよなあ。
 それが、大人になってしまって、毎日仕事に追いかけられていると、
そのころの気持ちは、すっかり忘れてしまって、
「ふ〜、しんどいなあ、忙しいなあ」なんて感情に支配されてしまっている。
 そして、ふだんより、のんびり、ゆっくり過ごす夏休みや年末年始のあとなんかは、
「あ〜あ。このまま休んでいられたらなあ」なんて
ダレダレ気分に心が染まってしまいます。
 まさに、そんな状態だった私に、
この長男の言葉は、新鮮な「喝!」を入れてくれました。

 長男は、まさに今、あの頃の私のように、
「発明家になりたい」「宇宙飛行士になりたい」「パイロットになりたい」
と、日々いろいろな将来の姿を思い描きながら、
「遊びたい」「テレビを見たい」気持ちと格闘しつつ
机の前に座っているんだなあ。
最近、ちょっとだけ自制心ができて、
勉強時間が長続きするようになったなあとは、思っていたのですが、
親の知らないところで、子供の心は、どんどん成長しているようです。

 


 
| 精神科医&作家 奥田弘美 | 子育て フルコースウーマン | 13:53 | - | - | - | - |
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